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【チラシ成功事例】反響が298.8%増加したチラシの作り方徹底解説(前編)
こんにちは。マックスヒルズの税所です。スポーツクラブ専門の広告代理店で制作ディレクター兼デザイナーをしております。
「反響があるチラシはどうやって作っているの?」と不思議に感じている方って多いと思います。今回の記事では、兵庫県南あわじ市にある「ゆとりっく」様のご協力のもと、反響の大きかったチラシ制作の流れを軸に、どのように制作をしていったのか解説いたします。
実例に基づきながら、マックスヒルズではどのような流れで企画からデザインまでを進めているのかご覧ください。
目次
ゆとりっく様の情報
施設はプール、スタジオ、ジム、温泉があり、ジュニアスクールを運営されてらっしゃる地域密着型のスポーツクラブです。
制作の前にエリアマーケティングを使ってエリア情報を確認する
マックスヒルズは大阪と東京を拠点にしたスポーツクラブ専門の広告代理店です。全国各地にお客様がいらっしゃいますので、それぞれの施設のエリアの年齢層、世帯数、事業所数、昼間人口、持ち家率、周辺情報を知ることから、チラシ作りがスタートします。
エリア情報を調べることは、その地域に合った配布エリアの選定のほか、紹介キャンペーンなどのチラシ以外のアプローチの可能性を探る意味も含まれています。弊社ではチラシ制作にこだわらずに、高いメリットを得られる媒体をご提案できるよう必ずエリアマーケティングを実施しています。
兵庫県南あわじ市にあるゆとりっく様のケースではこのような調査結果になりました。
年齢層
年齢構成図を使ってエリアの年齢層を確認しています。外枠に走っている2本の線は、県と国の平均、棒グラフがこの地域の年齢構成です。線から飛び出している棒グラフの部分が、全国平均よりも人口が多い部分となっています。ゆとりっく様のエリアの場合では60代から80代に集中していますのでここをチェックしておきます。
世帯数
こちら4人家族の世帯マッピングした図になっています。赤くなればなるほど4人家族が多いエリアを示しています。
実は、このときに5人家族の世帯も一緒に調べました。調べると4人家族の分布と同じような結果でしたので、4人~5人の世帯が多い地域だということがわかります。さらに65歳以上との同居について調べてみたところ、このエリアでは2世代、3世代で同居をされている方が多いということが分かりました。
事業所数・昼間人口・持ち家率
事業所数とは地域で働ける場所の割合を表しています。全国平均は17~18パーセント前後と言われているなかで、南あわじ市の23.2パーセントというのは高い割合です。地域内に働くところがあると昼間の人口流入が多くなります。
また持ち家率についても82.8パーセントでした。持ち家率が高いと近所付き合いが盛んに行われているという傾向があります。
周辺情報
最後にGoogle Earthを使って周辺情報を見ていきます。実際に私が現地を見ることもありますが、遠方の場合だとそうはいきません。
遠方のお客様の場合はGoogle Earthを使って周辺情報をチェックします。この地域の住宅地は2階建てが多く、また広いお庭がある家もたくさんありました。施設の裏には庁舎、施設の隣には大型のスーパーがあり、近くには小中学校も見られました。現地に行かなくても、Google Earthを使うことで細かな情報まで手に取るように分かります。
エリア情報のまとめ
ヒアリング
エリア情報を調べたあとは、ヒアリングです。ターゲットや施設の強み・弱み・競合他社の情報・売りたい商品などを調べていきます。マックスヒルズでは3C分析という手法を使って、競合他社との差別化を行っています。
3C分析では「消費者(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」を知ることで、ライバル店との違いを分かりやすく見える化していきます。
エリアマーケティングとヒアリングをもとにターゲットを抽出する
エリアマーケティングを使った地域性の調査とヒアリングをもとに、お客さまの目的に合ったターゲットを抽出します。
兵庫県南あわじ市にあるゆとりっく様の場合ですと、エリア情報とお客様がターゲットとして設定している60代~70代がちょうどマッチしたので、その年代に設定しました。この世代に対して施設の価値を見える化していきます。
まとめ
チラシ制作をする前のターゲット設定の方法をお伝えしました。多くのスポーツクラブでは「いま来ている年齢層をターゲットにする」、あるいは「来ていない年齢層をターゲットにする」のどちらかで、勘や経験を頼りにターゲットを決めているのでははないでしょうか。
エリアマーケティングと3C分析を行うことで客観的に判断したデータをもとにチラシを制作できるようになります。